金哲彦著 『カラダ革命ランニング - マッスル補強運動と、正しい走り方』

正しい走り方というのは、体幹の筋肉、つまり背中・腹部・臀部の筋肉を使って走ることであるというのは、一様に決まったフォームを正しいと強要するよりも、ずっとわかりやすく、すんなりと認識できる。

そのため、走る前後のウォームアップ・クールダウン、あるいは普段のトレーニングとして、体幹を意識したトレーニング、この本で言うところの「マッスル補強運動」が非常に重要になるという。

また、左足の甲の炎症で苦しんでいる最近の自分の経験、あるいはレース中に横っ腹が痛くなったりした経験などにも関連して、(一般的なものにはなるが)故障の原因と予防、リハビリなどについて、わかりやすく書かれている点、ランナーの栄養摂取についても簡潔にまとめてある点など、参考になるものも少なくなかった。

腹痛の原因は、主に胃か横隔膜にあるという。自分がレース中に痛くなるのは、おそらく横隔膜の使いすぎによるものだろう。レース中になってしまうと、やはりスピードを落としリラックスするしかないようだが、原因を指摘されるだけでなんとなく楽になる気がするのは、気のせいだろうか。気のせいかもしれない。
まあええわ、次のレースはやるぞ!革命じゃ!

カラダ革命ランニング マッスル補強運動と、正しい走り方 (講談社プラスアルファ文庫)カラダ革命ランニング マッスル補強運動と、正しい走り方 (講談社プラスアルファ文庫)
金 哲彦

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